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防音の知識

 評価尺度と住宅における生活実感との対比例

遮音等級 D-65 D-60 D-55 D-50 D-45 D-40


ピアノ等の特に大きい音 通常では
聴こえない
ほとんど
聴こえない
静かな時に
聴こえる
小さく
聴こえる
かなり
聴こえる
曲がはっきり
わかる
TV・ラジオ、
会話等の音
同右 同右 全く
聴こえない
通常では
聴こえない
ほとんど
聴こえな
小さく
聴こえる
遮音等級 L-30 L-35 L-40 L-45 L-50 L-55



走り回り、
足音など
ほとんど
聴こえな
静かな時に
聴こえる
遠くから聴こえる感じ 聴こえるが
気にならない
ほとんど
気にならない
少し気になる
生活音 子供が大暴れしても良い 多少飛び跳
ねても良い
気兼ねなく
生活できる
少し気を
つける
やや注意
して生活する
注意すれば問題ない

日本建築学会「建築物の遮音性能基準と設計指針」より

 遮音性能の指標

建物の遮音性能を表す等級はJISで規定されており、壁についてはD値(JIS A1419-1)、床についてはL値(JIS A1419-2)という2種類の指標が用いられています。
ただし、JISでは通常の生活音を対象に規定していますので、D値はD-55まで、L値はL-40までしか規定がありません。
そのため、音楽室の場合には、この範囲の防音では遮音度に不足を生じることが多いので、遮音度を更に2ランク上げた等級を追加して表記してあります。

D値とは、建物の界壁や間仕切りの遮音のレベルを表す数値です。
例えば、D-40とは、ピアノを弾いている部屋が90dBの時に隣の部屋で50dBとなるような性能を表しています。Dの 数値が大きいほど遮音性能は高くなります。
一方、L値とは、床面を特定の試験器で振動させた場合、下階の部屋で生じる床衝撃音のレベルを表したものです。
L値の場合はD値とは逆に、数値が大きいほど遮音性能は低くなります。

 建築物の遮音性能基準

室間平均音圧レベル 床衝撃音レベル

 小音楽スタジオの最適残響時間

最適残響時間

 残響時間とは、部屋の中に音が満たされた状態から徐々に壁・床・天井や家具などによって吸音されて、音のエネルギーが百万分の一に減衰するまでの時間を指します( 60dBの減衰に相当)。
残響時間は部屋の使用目的、部屋の大きさや形状などによって適する値が変わってきます。これが最適残響時間と呼ばれる数値です。

コンサート用の大ホールでは残響時間が2秒を越えるものもありますが、ピアノスタジオのような小さな部屋では短い残響時間の方が好ましいでしょう。小さな部屋で響きを長くすると、音が大きくなりすぎて、特にピアノのような音量の大きい楽器には不向きとなります。左のグラフでは住宅の音楽室やスタジオに適した残響時間と部屋の容積の関係を表しており、住宅の音楽室として4.5帖から10帖のポイントも示しています。


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